つなぐ思い

アトリエの教室に来る、生徒Ｈさんの思い出のお話です。

先日、金婚式を迎えた77歳のＨさんが、

50年前に父親に作ってもらった一枚の訪問着を持ってきました。

父親は、長野市でも数少ない模様師でした。

模様師とは、着物の原画や、掛軸の絵などを描く職人です。

嫁入り前に揃えた着物の貴重な一枚の訪問着は、こんなに素敵な模様です。

父親が想いを込めて、Ｈさんの為に絵描き、作った50年前の着物。

いつか、孫娘に花嫁ドレスに作って、プレゼントして上げられたら・・・

と、今、洋裁の勉強に一生懸命です。

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